『VIVANT』シャキ城は実在する?シェキ、ラヒジ、ヒナルグに分かれた本当のロケ地
解説 · 読了 5 分
『VIVANT』シーズン2のシャキ城とオルコ村は、一つの観光地ではありません。入口と中庭はシェキのキャラバンサライ、石畳の町と食堂はラヒジ、高地の村の遠景はヒナルグとするロケ地媒体の照合を、制作側が公表した情報と分けて整理します。3地点の距離と、実際に回る日数も説明します。

Photo: Sofiya Az, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
『VIVANT』シーズン2のシャキ城は、一つの実在する城ではありません。放送映像と現地を照合した複数のロケ地媒体によると、入口と中庭はシェキのキャラバンサライ、城下の石畳と食堂はラヒジ、高地の村の遠景はヒナルグです。三つは同じ町ではなく、車で一続きに寄れる距離でもありません。
制作側が建物単位の一覧を公表したわけではありません。撮影の許可、輸送、現地調整を担ったバクー・メディア・センターが撮影終了時に公表したのは、バクー、スムガイト、ギャンジャ、ナヒチェバン、シャマフ、ガバラ、シェキ、グバという8地域です。シェキと、ヒナルグが属するグバは入っています。ラヒジが属するイスマイル地区は入っていません。以下の建物と場面の対応は、制作側発表より一段下の、放送映像を使った二次情報としてお読みください。
シャキ城はどの場所を組み合わせていますか
| 画面上の場所 | 照合された実在の場所 | 実際の地域 | 根拠の位置づけ |
|---|---|---|---|
| シャキ城の入口 | 上のキャラバンサライ | シェキ | ロケ地媒体による映像照合。告知動画について旅行会社も同じ建物を特定 |
| 拘束場面の中庭 | 上のキャラバンサライの中庭 | シェキ | 複数のロケ地媒体が一致 |
| オルコ村の石畳 | ラヒジの旧い町並み | イスマイル地区 | 第17・18話の映像と街路をロケ地媒体が照合 |
| 「Local Dishes of SHAKI」の食堂 | National dishes of Lahıc | ラヒジ | 店名、入口、街路をロケ地媒体が照合 |
| 山上のオルコ村 | ヒナルグと周辺の展望 | グバ地区 | ロケ地情報サイトによる景観照合 |
この表が示すのは、旅行者が「シャキ城」という看板を探しても見つからない理由です。城の外観、町、食堂、遠景は地理的に分かれています。ロケ地情報サイト「VIVANT(2026) ロケ地情報・マップ」は、シェキのキャラバンサライ、ラヒジの町並み、ヒナルグの展望を別々に挙げ、城や町並みの一部に合成があると注記しています。別のロケ地媒体「ロケTV」も、オルコ村の石畳と食堂をラヒジに結びつけています。
城の入口はシェキのキャラバンサライですか
複数の二次情報はそう特定しています。建物は18世紀から19世紀に商人と荷のために造られた隊商宿で、城ではありません。二層のアーチ回廊が中庭を囲み、街路側には一つの大きな門があります。ドラマが城の入口として使いやすい形ですが、本来の用途は交易宿です。
シェキ旧市街は、ハン宮殿とともに2019年にUNESCO世界遺産へ登録されました。UNESCOの説明は、キャラバンサライをシェキの商業的役割を示す建造物の一つとして挙げています。上のキャラバンサライはホテルとして営業しており、国の窓口で売る入場券はありません。公開時間が決まった博物館ではないため、内部を訪ねる際は営業施設として現地の指示に従ってください。
建物の構造、宿泊、二棟の違い、バクーからの道はシェキ・キャラバンサライの案内に分けています。
オルコ村の石畳はラヒジですか
第17話と第18話の石畳の街路、公共の水場、食堂の外観について、二つのロケ地媒体がラヒジを挙げています。TBSまたは制作パートナーによる建物名の発表ではありませんが、街路と店舗を画面単位で照合した情報です。
ラヒジはシェキではなく、イスマイル地区の山間にある集落です。アゼルバイジャン政府観光サイトは、約2,000年にわたり人が暮らし、中世には交易と職人の町として発達したと説明しています。別の公式観光ページは、ラヒジを国内の銅細工の中心として案内しています。画面で目立つ石壁、木の張り出し窓、石畳は、セットではなく実在する町の構造です。
ただし、劇中の「シャキ城下」と現実のシェキは別です。ラヒジからシェキへは同じ西方向の行程に置けますが、途中にガバラ方面の移動があり、徒歩でつながる城下町ではありません。
山のオルコ村はヒナルグですか
ロケ地情報サイトは、山上の集落と見下ろす景観をヒナルグおよびその展望地点と照合しています。ここも制作側が村名を発表したわけではありません。
ヒナルグはグバから約60kmの山道を上った、標高およそ2,350mの生活集落です。UNESCOは2023年、村、高地の夏牧草地、低地の冬牧草地、両者を結ぶ約200kmの移牧路キョチ・ヨルを一つの文化的景観として登録しました。UNESCOの登録ページは、村だけでなく、現在も続く季節移牧の仕組み全体が対象だと説明しています。
村はテーマ施設ではありません。入場門も固定の開館時間もなく、人が暮らしています。道路と季節、訪問時の配慮についてはヒナルグ村の案内をご覧ください。
三つの場所を何日で回れますか
1日では回れません。シェキとラヒジはバクーから西へ向かう同じ大きな方向にあります。ヒナルグは反対の北側で、グバから山道を上ります。三地点を画面上の近さで旅程に置くと、同じ道を往復することになります。
| 日数 | 現実的な組み方 |
|---|---|
| 1日 | シェキだけ、またはラヒジだけ。バクー発着で両方は見学時間が薄くなります |
| 2日 | バクー → ラヒジ → シェキ、シェキ泊、翌日に旧市街とキャラバンサライ |
| 3日 | 西側2日に加え、バクーへ戻った後のグバ・ヒナルグ日帰り。ただし長距離日が続きます |
| 4日以上 | 西側と北側のあいだにバクー泊を置き、ヒナルグの道路条件に余裕を持たせます |
冬はヒナルグを固定日程の確約地点として扱えません。アゼルバイジャン道路庁は、グバからヒナルグへの道で雪崩、地滑り、落石による長時間の閉鎖が繰り返されると説明しています。シェキとラヒジへ行ける日でも、北の山道が開いているとは限りません。
どの行程で訪ねられますか
Birtourの10日間VIVANTアゼルバイジャン・グランドツアーは、撮影支援側が公表した8地域すべてを回り、シェキとグバ・ヒナルグを別の日に置いています。ラヒジは公表された8地域の外にあるため、標準行程には含めていませんが、シャマフからガバラへ向かう西側の日程を組み替えて追加できます。
日数が短い場合は、シェキのキャラバンサライを含む4日間のロケ地ツアーがあります。ヒナルグとラヒジは入りません。三地点をすべて希望する場合は、同じ画面の場所だから一日にまとめるのではなく、西側と北側を分けた個別行程として見積もります。
当社(Birtour)はTBS及び番組制作委員会とは一切関係がなく、『VIVANT』のパッケージツアーを販売している旅行会社各社とも関係がありません。バクーに拠点を置くアゼルバイジャンの現地手配会社です。このページは、制作側が公表した地域、二次情報による場面照合、公的な文化遺産情報を分けて説明しています。
- 『VIVANT』のシャキ城は実在しますか?
- ドラマに映るシャキ城を、そのまま一つの実在する城として訪ねることはできません。ロケ地媒体の照合では、城の入口と拘束場面の中庭はシェキの上のキャラバンサライ、城下の石畳と食堂は約160km離れたラヒジ、山の村の遠景はさらに別方向のヒナルグです。画面上の一つの場所が、少なくとも3地点から構成されています。
- シャキ城の入口と中庭はどこで撮影されましたか?
- 複数のロケ地媒体は、アゼルバイジャン北西部シェキにある上のキャラバンサライを挙げています。阪急交通社もシーズン2の告知動画にこの建物が登場すると説明しています。ただしTBSや制作パートナーは建物名を正式なロケ地一覧として公表していません。
- オルコ村の石畳の町はどこですか?
- 第17話と第18話で人物が歩く石畳の町と「Local Dishes of SHAKI」の食堂は、ロケ地媒体がイスマイル地区のラヒジと照合しています。ラヒジはシェキではなく別の町で、政府観光サイトも石畳、石造りの家、銅細工の工房で知られる集落として紹介しています。
- オルコ村の山の景色はヒナルグですか?
- ロケ地情報サイトは、山上の村と展望の映像をグバ地区のヒナルグおよび周辺の眺めと照合しています。ヒナルグは2023年に移牧路キョチ・ヨルとともにUNESCO世界遺産になった実在の生活集落です。ただし制作側は個別の村名を公表していません。
- シェキ、ラヒジ、ヒナルグを1日で回れますか?
- 回れません。シェキとラヒジは西側の行程に組めますが、ヒナルグはバクーから北へ向かい、グバからさらに約60kmの山道を上った先です。バクー発着なら最低でも西側2日、北側1日を別にし、間の移動を含めて4日以上で考える必要があります。
- シェキのキャラバンサライには入れますか?
- 上のキャラバンサライはホテルとして営業しており、入場券は設定されていません。中庭は営業施設の一部ですので、宿泊者と業務を妨げない範囲で現地の指示に従います。下のキャラバンサライは修復のため閉鎖中と報じられ、再開日は公表されていません。