ギャンジャの見どころ:詩人ニザーミーの町を1日で回る
Ganja · 約4時間30分から5時間 from Baku
ギャンジャ(Gəncə)はアゼルバイジャン第二の都市で、バクーから西へ約360kmにあります。主な見どころは、1606年建立のシャー・アッバース(ジュマ)・モスク、約48,000本のガラス瓶で外壁を飾ったボトルハウス、450ヘクタールのヘイダル・アリエフ公園です。12世紀の詩人ニザーミー・ギャンジェヴィーの生地であり、すぐ南にはギョイギョル湖があります。

- Region
- Ganja
- From Baku
- 360 km · 約4時間30分から5時間
- Best season
- 春から秋
- Time to spend
- 1日
- Entry
- モスクと公園は無料です。ボトルハウスと一部の博物館では現地払いの少額の料金がかかります(最新の料金は現地でご確認ください)。
- Hours
- モスクと公園は毎日開いています。博物館の開館時間はまちまちですので、到着後にご確認ください。
- 1606年建立、赤煉瓦のアラン様式で建てられたシャー・アッバース(ジュマ)・モスク
- 約48,000本のガラス瓶で外壁を飾った個人住宅、ボトルハウス
- 市の東の縁に広がるヘイダル・アリエフ公園と凱旋門
- 旧バザールと中心部の通り。お茶と菓子、そしてギャンジャのパフラヴァ
- 市の入口に建つニザーミー廟と、車で少し南のギョイギョル湖
ギャンジャは、西へ長く走った先で「来てよかった」と思える町です。外国人旅行者の多くが素通りする割に歴史の層が厚く、まわりの山と湖ともうまく組み合わせられます。ここでは、1日で何を見るか、バクーからどう行くか、そしてギョイギョル湖とニザーミー廟をどう組み込むかをご説明します。
ギャンジャでは何が見られますか
1日の中心は旧中心部です。シャー・アッバース・モスク(ジュマ・モスクとも呼ばれます)は1606年、シャー・アッバースの命で建てられました。設計はシェイク・バハエッディン(バハー・アッディーン・アル・アーミリー)、赤煉瓦のアラン様式です。いまも礼拝に使われており、古いハマムとキャラバンサライの並ぶ一角を束ねています。近くには18世紀に造られたハーンの庭園があり、古いプラタナスの木陰に茶屋が並ぶ、いまも市民に愛される散歩道です。旧バザールでは、お茶と一緒にギャンジャのパフラヴァをどうぞ。市の東の縁には凱旋門をもつヘイダル・アリエフ公園が広がります。2014年に開園したもので、市はコーカサス最大の公園と紹介しています。
「ニザーミーの町」と呼ばれるのはなぜですか
12世紀の詩人ニザーミー・ギャンジェヴィーはこの町で生まれ、生涯のほとんどをここで過ごしたと伝えられます。名前の「ギャンジェヴィー」自体が「ギャンジャの人」という意味です。廟は市への進入路に建っており、車なら短い立ち寄りで足ります。町はギャンジャ・ハーン国の都でもあり、最後の君主ジャヴァド・ハーンの名はいまも市内に残っています。1918年には、独立宣言直後のアゼルバイジャン民主共和国が最初の数か月、政府をこの町に置きました。
イマームザーデ複合施設とは何ですか
市の北7kmにある、国内でもとくに印象的な宗教建築です。第5代シーア派イマームの子、イマームザーデ・イブラヒムの墓を中心に発展しました。最古の建造物は8世紀にさかのぼり、ドーム廟は14世紀のもので、2010年から2016年にかけて修復されています。青いドームから「青いイマーム」とも呼ばれ、車でギャンジャに入る行程なら、市内より先にここへ寄るのが自然な順序です。
ボトルハウスとは何ですか
1966年から67年にかけて、地元の住人イブラヒム・ジャファロフが建てた2階建ての家で、外壁には約48,000本のガラス瓶と色石が組み込まれています。第二次世界大戦で行方不明になった弟のための記念で、壁の仕事はほぼ2年をかけた手作業でした。管理された博物館ではなく個人の家ですので、主に通りから眺めます。日が差すと、瓶の壁が光を乱反射します。
有名なギャンジャの門はどこにありますか
よくある誤解ですので、先に整理しておきます。1063年に鋳造された中世の鉄の門「ギャンジャの門」は、ギャンジャにはありません。1139年の地震のあとに戦利品として持ち去られ、以来何世紀ものあいだ、ジョージアのゲラティ修道院にあります。ガイドブックがこの門に触れるとき、それは今は他国にある品物の話です。いまギャンジャに立っているのは、オリジナルではなく、それを踏まえた造作です。
ギョイギョル湖とニザーミー廟は一緒に回れますか
回れます。三つは一度の外出で収まる距離にあります。ニザーミー廟(英語)は市への進入路に建っており、短い立ち寄りで足ります。ギョイギョル湖(英語)は、1139年の地震でカパズ山の下の川がせき止められてできた山の湖で、ギャンジャから南へ車で15分から30分、ギョイギョル国立公園の中にあります。公園への入場や許可の扱いは季節で変わりますので、行く前に現地でご確認ください。
バクーからの行き方と、よい季節
ギャンジャはバクーの西約360kmです。乗用車ならおよそ4時間30分、団体のバスだと5時間近くかかります。当社が撮影8地域の地図に載せているのは後者の数字です。毎日運行の列車と、ギャンジャ空港への短い国内線もあります。西部をまわる行程ではシェキとの組み合わせが自然で、シェキからギャンジャまでは約150kmです。過ごしやすいのは春から秋です。平野の夏は暑くなりますが、ギョイギョル周辺の高地は涼しく緑が残ります。市内には1日を、湖と廟を急がずに加えるならもう半日をみてください。
ギャンジャと『VIVANT』
ギャンジャは、TBS日曜劇場『VIVANT』シーズン2の撮影終了に際して、撮影許可の取得とロジスティクスを担当したバクー・メディア・センターが2025年11月に公表した撮影8地域のひとつです。公表されたのは地域名であって、ギャンジャのどの建物で撮影がおこなわれたのかは示されていません。8地域のうち道路で行けるのは7地域、その中でギャンジャはバクーからいちばん遠く、日本で販売されている6日間のパッケージツアーには含まれていません。当社の10日間ツアーでは8日目にここへ入ります。どの場所を誰がどのような根拠で挙げているのかは、『VIVANT』ロケ地のページにまとめています。



- ギャンジャは何で知られていますか。
- アゼルバイジャン第二の都市で、12世紀の詩人ニザーミー・ギャンジェヴィーの生地です。1606年建立のシャー・アッバース・モスク、約48,000本のガラス瓶で外壁を飾ったボトルハウス、広大なヘイダル・アリエフ公園、そして小コーカサスのギョイギョル湖を目当てに訪れる方が多い町です。
- バクーからギャンジャへはどうやって行きますか。
- ギャンジャはバクーの西約360km、幹線道路で結ばれています。乗用車ならおよそ4時間30分、団体のバスだと5時間近くかかり、当社は後者を前提に行程を組んでいます。毎日運行の列車と、ギャンジャ空港への短い国内線もあります。文化をめぐる行程の多くは車で入り、途中でシェキやナフタランに立ち寄る組み方がよくとられます。
- ギャンジャは訪れる値打ちがありますか。
- あります。とくに西部を広くまわる行程の一部としてです。市内は1日で無理なく回れ、ギョイギョル湖、ナフタラン、ニザーミー廟と組み合わせると収まりがよくなります。バクー周辺に数日しかない場合は、より近いアブシェロン半島とゴブスタンのほうが、移動が短いぶん得るものが多くなります。
- ギャンジャのボトルハウスとは何ですか。
- 1966年から67年にかけて、地元のイブラヒム・ジャファロフが約48,000本のガラス瓶を外壁に組み込んで建てた2階建ての個人住宅です。第二次世界大戦で行方不明になった弟のための記念として建てられました。管理された博物館ではなく、いまも個人の家ですので、主に通りから眺めることになります。
- ギャンジャとギョイギョル湖は一緒に回れますか。
- 回れます。ギョイギョル湖はギャンジャから南へ車で15分から30分ほど、小コーカサスのギョイギョル国立公園の中にあります。午前に市内、午後に湖という組み方が一般的です。ただし公園への入場や許可の扱いは季節によって変わりますので、現地でご確認ください。
- 有名なギャンジャの門はどこにありますか。
- ギャンジャにはありません。1063年に鋳造された中世の鉄の門は、1139年の地震のあとに戦利品として持ち去られ、以来ジョージアのゲラティ修道院にあります。いまギャンジャで見られるのは、オリジナルではなく、それを踏まえた記念とレプリカです。
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